虎姫高校トイレ

問題があったトイレを改修するにあたり、生徒会を主体とする生徒参加型トイレ改修企画としました。生徒たちのためにトイレをきれいにしたいという思いは皆が一致する思いです。滋賀県建築家の提案でワークショップを立ち上げることになり、設計段階から生徒たちに参加してもらうことにしました。アンケートや他校の視察、設計プランの検討などを行ううちに、生徒たちの行動や意識はいい方向に大きく変わっていきました。

以前のトイレは汚く、入りたくないからと我慢したり、腹痛を訴えて帰宅する生徒もいました。使い方も荒く、きれいに使おうという意識はあまりありませんでした。しかし、自分たちの意見が反映されたトイレへの思い入れは強く、きれいな状態を維持したいという思いは行動によって表されていきます。

「新しいトイレは生徒の自慢。だから大切にする」。このくらいの年齢は、ものを大切に扱う意識があまり高くはありません。トイレ改修がきっかけになり、生活の場を大切にする、いかにきれいな状態を維持していくかに関心が向いていきました。

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