思想
●人にやさしい設計 -ユニバーサルデザイン-
子どもから成人、お年寄り、男性・女性、外国人、車いすを利用する人、視覚障がい者、そのほか外見ではわからない障がいがある方、妊産婦、ベビーカーを押す人 など、いろいろな人が利用しやすく、暮らしやすい建物を設計します。
●自然にやさしい設計 -パッシブデザイン
どんなところにあっても、多少の差はあれ、周囲に自然が存在しない環境はありません。そしてこの当たり前のように存在する自然環境は、大きなエネルギーと高いポテンシャルを秘めています。
わたしたちが設計する時に留意するのは、その地の利を活かした「自然との共生」です。自然の恩恵を最大限に享受できる空間は、すなわちすべてのものを温かく育む空間であると考えます。
・ソーラー発電パネル
ソーラー発電パネルを設置し、環境にやさしい設計を行っています。
・遮熱塗装
耐震補強を施した建物に、さらに遮熱塗装を行うことで、夏場の体感温度を下げることができ、エコにつながります。
・パッシブソーラー
太陽光で、空気を暖め、床暖房等に使うことが出来るパッシブソーラーシステムを使うことで、暖房費が格段に下がります。
また、その送風機の電源に、太陽光発電を使うことで、さらに省エネになります。
●無駄のない設計 -ライフサイクルコストの低減
ライフサイクルコストとは建物を設計・建築し、最後に解体・廃棄するまでの、建物の全生涯に要する費用の総額をいいます。
建物を建設する時に設計・建設費のみを見て判断しがちですが、建物の全生涯を考えてみれば、ライフサイクルコスト概念図に示すように、設計・建設費は氷山の一角にすぎません。また、ライフサイクルコスト全体からすると、メンテナンス費、光熱費、修繕・改修費が非常に大きな割合を占めていますので、この部分の費用をいかにして抑えるかが重要なポイントとなります。
そこでわたしたちは、今ある状況で考えて設計するだけではなく、将来に向けて・未来に向けていろんな要素を考慮し、提案してゆく・・・ そんな次代の空間の創造をして行きます。